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経費とは?概要や注意点について解説

2024.01.19
経費とは?概要や注意点について解説

経費とは?概要や注意点について解説の記事をご紹介します。

経費は、事業運営のために発生する費用のことで、例えば「人件費」や「消耗品費」が該当します。経費を計上することには、支払う税金を抑えるという利点があります。 一般的に、「経費」とは、事業の運営にかかる費用のことを指します。確定申告などの際に、事業に関連する費用を「必要経費」とも呼び、所得を算出する際に考慮されます。

「経費で落とす」とは

一般的に、「経費で落とす」とは、支払った費用を経費として計上(経費計上)することを指します。また、従業員が立て替えた経費を会社が「経費で落として」従業員に支払う(会計処理する)プロセスを経費精算と呼びます。 例として、以下のような項目が経費で落とされます。
 ・人件費
 ・消耗品費
 ・旅費交通費
 ・通信費
 ・新聞図書費
 ・福利厚生費
 ・租税公費
 ・地代家賃
 ・広告宣伝費
 ・支払手数料

「経費で落とす」とは

「経費で落とす」ことが可能か判断する方法

「経費で落とす」ことが可能かについて、明確な基準は存在しません。ただし、最低限、それが事業の運営に関連する費用であることを確認する必要があります。この際、一つの基準として使われることがあるのは、その出費が最終的に売上に貢献するかどうかという点です。

「経費で落とす」タイミング

「経費で落とす」(経費計上する)タイミングは、会計の立場において現金主義または発生主義を採用するかによって異なります。現金主義はお金が実際に支払われた日を基準に計上する考え方であり、発生主義は収益や費用が発生した時点で計上する考え方です。

「経費で落とす」タイミング

経費計上するメリット

法人税は一般的に「課税所得 × 税率」で計算されます。このため、利益が増加すれば法人税も増加する傾向があります。課税所得は、法人税の計算において、収益(益金)から損金を差し引いて算出されます。経費が損金として認められる場合、経費を計上することにより課税所得が減少し、結果的に法人税も減少することがあります。

経費計上するデメリット

経費を計上する際には、税法上の手続きが必要である点がデメリットと言えます。経費に関連する書類を整理・保存する必要があり、経費計上の理由を明確にするための作業が発生します。また、経費を計上することで会社の利益が減少したり、損失が発生する可能性もあります。利益の減少は通常、法人税を抑える利点を持つ一方、外部からの信用に悪影響を及ぼす可能性があります。

経費計上するデメリット

経費計上を誤るとペナルティを課される

誤った経費計上や期限内の税金申告・納付を怠ると、ペナルティが課されることがあります。法人税の申告期限や納付期限は、事業年度終了の日の翌日から2か月以内です。 誤った経費計上に関連するペナルティとして、以下が挙げられます。
・無申告加算税
・不納付加算税
・過少申告加算税
・重加算税

経費精算する際の注意点


・エビデンスが必要
・経費の対象外のものがある
・減価償却の考えを理解しておく
・ペナルティを課されないための対策を考えておく

経費精算する際の注意点


・社員が費用を立て替える
・領収書やレシートを受け取る
・経費精算申請書を提出する
・決済権限がある人が承認する
・経理担当者が確認する
・経理担当者が仕訳する
・社員に払戻する

経費精算する際の注意点

まとめ

経費とは、一般的に事業運営に必要な支出、例えば人件費や消耗品費など、事業に関連する費用のことです。事業に必要な支出を経費として計上することを一般的に「経費で落とす」と表現します。経費を計上することにより、支払う税金を削減することができるというメリットがあります。ただし、経費計上によって利益が減少し、時には赤字になることがあるため、その点に留意する必要があります。経費の概念を理解したうえで、効果的に経費計上を行いましょう。