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法人税の納税証明書の種類・取得方法について解説

2024.01.18
法人税の納税証明書の種類・取得方法について解説

法人税の納税証明書の種類・取得方法について解説の記事をご紹介します。

金融機関への融資申請などでは、法人税の納税証明書の提出が要求されることがあります。融資だけでなく、さまざまな手続きを円滑に進めるためにも、法人税の納税証明書の取得方法を知っておくことが重要です。
ここでは、法人税の納税証明書の種類や、オンラインや書面での請求方法について説明します。

法人税の納税証明書とは?

法人税の納税証明書とは、法人が法人税を納税したことを証明する書類です。この証明書には、納付すべき税額や実際に納付された税額、所得金額などが記載されています。法人は確定申告書を提出した際に納税証明書を取得でき、毎年確定申告を行うたびに内容が更新されます。
法人税の納税証明書は、法人税の未納や滞納がないことを確認できるため、金融機関に融資申請をする際には必要な書類の一つとして提出することが一般的です。
また、税金には国税と地方税(道府県税や市町村税)があります。国税には法人税や所得税、消費税などが含まれ、これらの納税証明書は税務署から発行されます。一方、地方税には道府県税や市町村税があり、それぞれの税務署や役所から発行されます。納税証明書を取得する際には納税先を正しく選びましょう。

法人税の納税証明書とは?

納税証明書の種類

国税庁のwebサイト「[手続名]納税証明書の交付請求手続」を参考にまとめた納税証明書の種類と内容は以下の表のとおりになります。

種類 概要
納税証明書その1 納付すべき税額、納付した税額および未納税額などを証明する
納税証明書その2 所得金額を証明するもの。法人の場合は、法人税にかかる所得金額が証明され、個人事業主の場合は、申告所得税および復興特別所得税にかかる所得金額が証明される
納税証明書その3の1 未納の税額がないことを証明する
納税証明書その3の2 個人事業主の申告所得税および復興特別所得税、地方消費税、消費税を証明する
納税証明書その3の3 法人の法人税と消費税および地方消費税を証明する
納税証明書その4 証明を受けようとする期間に、滞納処分を受けたことがないことを証明する。未納があった場合は発行不可。
納税証明書の種類

オンラインでの納税証明書請求方法

法人税の納税証明書請求方法は、オンラインと書面の2つがあります。オンラインで請求する場合、国税電子申告・納税システムのe-Taxを利用して申請が行えます。この際、受取方法は電子ファイル、郵送、税務署の窓口の3つから選択することが可能です。電子ファイルと郵送では、PDF形式のファイルとして納税証明書が提供されます。窓口受取の場合は、指定した税務署の窓口で実際の納税証明書を受け取ることができます。

オンラインでの納税証明書請求方法

書面での納税証明書請求方法

法人税の納税証明書は、納税証明書交付請求書を提出することで申請できます。この申請と受取は、郵送か税務署の窓口のどちらかで行うことができます。書面による請求の場合、1枚につき400円の手数料がかかります。
納税証明書交付請求書は、国税庁のWebサイト「[手続名]納税証明書の交付請求手続」からダウンロードでき、記載例も確認できます。この書類を適切に記入し提出することで、法人税の納税証明書を取得できます。
法人税の納税証明書は、法人が納税を適切に行っており、未納や滞納がないことを証明する大切な書類です。この証明書は、信頼性や経営状況の評価に活用され、特に融資の申し込み時に提出が求められることがあります。法人税の納税証明書の取得方法を知り、手続きをスムーズに進めましょう。
請求方法は、オンラインや書面を用いて請求する方法があります。オンラインでの請求では、電子証明書の添付が必要な場合があるため注意が必要です。