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中小企業が取り組むSDGs

2024.1.16
中小企業が取り組むSDGs

中小企業が取り組むSDGsの記事をご紹介します。

はじめに

世界的な風潮もあり、国連サミットにて「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されたことを受け、昨今ではサステナビリティに対する取り組みへの注目が集まってきています。日本国内の90%以上を占める中小企業がSDGsに積極的に取り組むことは、目標達成・社会の発展・環境保全にとどまらず、これからの時代に生き残っていく企業としてとても重要な事です。しかしながら、まだまだSDGsについて「良く分からない」「どう始めたらいいのか分からない」「余計なコストがかかるんじゃない?」というような意見があるのも事実です。中小企業においてSDGsに取り組むべき最初のポイントは「ペーパーレス化」です。この項では、中小企業におけるペーパーレス化を中心に、SDGsの取り組みについての意味を深掘りしながら、ペーパーレス化とSDGsの関係性についてお伝えします

はじめに

SDGsに取り組むメリット

企業がSDGsに取り組むことは、CSR活動としてとても意味があります。SDGsに積極的に取り組む企業は、社会貢献意欲の高い企業と見られ、顧客・取引先・従業員からの共感を得られ、関係者から好意的な評価を得る事ができます。また他にも活動内容によっては、経営面でも以下の様なメリットを得ることができるでしょう。
・環境面
SDGsに取り組むことは、エネルギー消費に対する意識改革を行うということと同義となります。その結果として、電気・ガスなどのエネルギー使用量の削減につながり、CO2・温室効果ガスの排出削減につながります。水も同じく、使用管理を実施することで、従業員一人一人が使用量を意識することに繋がり、環境への意識が高まります。また、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)を実施することでコスト削減と共に、資源に対する意識の変容にもつながります。
・社会面
SDGsの中には、地域への貢献という社会的な取り組みに対しても定義されています。雇用創出・防犯・寄付・ボランティアのような取り組みを行うことで、地域貢献につながり、顧客・地域住民・従業員とその家族・ステークホルダーに至るまでの信用性・企業イメージの向上につながります。自社だけでなく、社会を意識することによって、モラルに反することやトラブルを起こすことを未然に防止することも期待できます。
・経済面
エネルギーの消費削減などの環境負荷を抑えるアクションは、コスト削減・生産性向上につながります。SDGsの取り組みがスタートラインとなり、従業員の働き方の変化を促すことになり、前向きに新規事業・新規企画にチャレンジすることになり、イノベーションや新規事業に着手することもできます。
また、外部パートナーと同じベクトルで進めていれば、協業をすることによって新商品開発・新サービス構築も出来るようになり、新たな分野への進出・新たなビジネスモデルへのチャレンジも可能となります。
・人事面
SDGsの取り組みが定着していくと、自社や仕事に対する誇りと従業員満足度が高まり、仕事に対するモチベーションアップにつながります。従業員を大切にする経営であれば、従業員が企業に向ける愛着・ロイヤリティが増し、離職率が減少することも期待できます。そうすると、優秀な人材も確保しやすくなり、慢性的な人材不足に対する解決策になる可能性を秘めています。

SDGsに取り組むメリット

まずはできるところから

ペーパーレス化を進めるために「ITツールの導入・刷新」のためのコストを気にする企業も多いでしょう。実際、全ての場面においてペーパーレス化に取り組むとなると、従業員一人当たりの月額利用料が高額になってしまいがちです。しかしながら、経理関連から・給与明細からなどの影響範囲が限定的なところから始めて行けば、コストを抑えつつ必要な部分だけペーパーレス化を始めることができます。何となく高そう・余計なコストだと思われるかもしれませんが、担当部署や従業員の作業時間が減り、費用対効果を確認して頂くと、しっかりとコストメリットが出ていると思います。一度担当部署とディスカッションをしてみてください。

まずはできるところから

まとめ

SDGsは地球とわたしたちの未来のために考えられた取り決めです。すべてを一気に始める必要はありませんので、まずは気軽に始められるペーパーレス化をやってみてはいかがでしょうか。