名刺を印刷するために最適な手法とは?印刷方法の種類とその特徴を知っておこう
名刺を印刷するために最適な手法とは?印刷方法の種類とその特徴を知っておこうの記事をご紹介します。
印刷方法の種類によって仕上がりにも違いが!?その特徴を知っておこう
まずは「オフセット印刷」です。これは「ブラック・イエロー・シアン・マゼンタ」の4色版を出力して印刷を行います。印刷用紙に、順番にこれらの4色を重ねて印刷していくことにより、カラフルな色が表現できます。オフセット印刷は、ひとつのデザインに対して大量の印刷をするといった場合に優れています。つぎに「オンデマンド印刷」という手法です。白黒やフルカラー、多色刷りなどが印刷できる手法です。版下データから直接印刷を行うため、先ほどのオフセット印刷とは違い複数のデザインで小数の印刷が可能になります。短い納期で仕上げる名刺印刷に適しています。また「活版(凸版)印刷」は印刷面に凸状の版を使ってその先にインクを付け、紙に押し付けて印刷する昔ながらの手法です。主に1色のみとなりその不自由さから、印刷工程で生まれるカスレやインクのちょっとした盛りなどが風情を感じることができ、その仕上がりは今でも人気があります。
どの印刷方法を選ぶべきか!?それぞれの特徴をつかんでおこう
印刷方法をご紹介しましたが、ではそれぞれの特徴はどのようなものでしょうか?まずはロットに関しては、最小数で印刷できるのがオンデマンド印刷です。1枚から受注が可能な印刷業者もあるようです。いっぽうでオフセット印刷と活版印刷は10枚程度などの小数ロットは適しません。特にオフセット印刷は1,000部程度の単位での発注を受け付ける所が多いようです。
色やクオリティに関して、活版印刷は版にインクを乗せるかたちになるため、フルカラー印刷には適していません。一色のみで味のある名刺を作る場合はおススメの手法になります。逆にオフセット印刷とオンデマンド印刷は、カラフルなデザインにすることが可能です。とくにきれいな仕上がりを期待できるのがオフセット印刷になります。
どんな名刺にしたいか?目的によって印刷手法を使い分けよう!?
それぞれの印刷手法の特徴について紹介してきました。その中でも手作り感や温もりのある仕上がりを希望する場合はやはり「活版印刷」がおススメです。独特の文字のかすれ方や細かい欠けなど独特の風合いがオリジナリティあふれる名刺になるでしょう。
それ以外では、印刷枚数がそれほど多くない場合や、異動などが頻繁にあり大量に印刷しにくい場合はオンデマンド印刷で少量の印刷を行うのがコストも抑える事ができておススメです。しかしながら仕上がりの美しさを求める場合はオフセット印刷がおススメです。高品質の印刷機械を使用しているため、その違いはすぐに気づくことでしょう。
自社にとってどの方法がベストか?どこまでクオリティを求めるか?しっかり見極めよう
さまざまな印刷手法の違いによって、その特徴を紹介しましたが、その企業の求めるものの違いによって、またコストも当然考えながら検討しましょう。印刷業者に依頼する場合はサンプルを取り寄せることも可能です。写真や画面では分かりづらい仕上がりなども見極めましょう。