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東京の最低自給は1013円なのか

2023.12.26
東京の最低自給は1013円なのか

東京の最低自給は1013円なのかの記事をご紹介します。
労働者の生活の支えとなる賃金には、法で定められた最低賃金が設定されています。ここでは、東京の最低賃金に関する情報を紹介します。最低賃金の確認方法や盲点など、知って得する情報をまとめます。最低賃金は毎年変動があるため都度更新されます。最低賃金の確認を怠ると、知らぬ間に最低賃金よりも低い時給で働いていることになるかもしれません。

最低賃金をわかりやすく

雇用形態に関係なく、原則労働者に適用されるので正社員のみならずアルバイト、日雇い、外人にも適用されます。地域別最低賃金や産業別最低賃金などもあるのでチェックしてみましょう。また、最低賃金は都道府県によって異なり、差は224円、月給換算(160時間換算)だと35,840円と大きな差があります。また、東京の最低賃金過去8年間の変動は2019年10月から19~28円分、年々上昇しています。

最低賃金をわかりやすく

手当を差し引くと最低賃金よりも低く

最低賃金の対象となる賃金は、実際に支払われる賃金~以下の賃金や手当から差し引いたものになります。
・手当金のような臨時に支払われるもの(結婚や出産手当など)
・1か月を超える期間ごとに支払われる賃金(ボーナスなど)
・残業のような所定の労働時間外の労働に対して支払われる賃金
・休日出勤のような所定の労働日以外に対して支払われる賃金
・10~17時の間の労働に対して支払われる賃金のうち、通常の労働時間の賃金の計算額を超える部分
・皆勤、通勤、家族手当など

手当を差し引くと最低賃金よりも低く

最低賃金を月給換算して比べる

2019年10月時点の東京の最低賃金は1,013円です。最低月給は最低賃金×160hなので 1,013円×160h=162,080円となり、月給だと162,080円でこの金額を下回る月給での契約を交わしていたとしても、無効となり会社側は最低賃金以上の給与を支払わらないといけない。また、固定残業代が含まれる会社は要注意!固定残業代は一見企業にとっては不利なものかと思いますが、あらかじめ残業代を見込んでおけば、支払い給与の大きな変動を防いだり見た目上の給与額が大きくなるという効果があります。万が一、最低賃金未満の賃金しか支払ってもらえない場合、会社には50万円以下の罰金が課せられます。

最低賃金を月給換算して比べる

求人情報をチェックし入社前には必ず最低賃金を確認しよう

転職やアルバイトなどの求人広告や求人サイトに掲載されている情報は、その情報が法律的に的確かチェックはされていないので『有名な求人サイトだから大丈夫』という思い込みはせずしっかり労働条件を記載した労働条件通知書を提示してもらうことをお勧めします。労働条件通知書の提示は労働法により義務付けられているので、賃金についても記載されていますのでしっかり把握しておきましょう。