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スーパーゼネコン大手5社の比較と各社の強みを建築部門を中心にご紹介

2023.12.24
スーパーゼネコン大手5社の比較と各社の強みを建築部門を中心にご紹介

スーパーゼネコン大手5社の比較と各社の強みを建築部門を中心にご紹介の記事をご紹介します。
数ある大手ゼネコンの中でも、竹中工務店・清水建設・大林組・大成建設・鹿島建設の5社はスーパーゼネコンと呼ばれています。 スーパーゼネコン各社は、規模は似ていますが、会社の成り立ちや社風、得意領域などは大きく異なります。 スーパーゼネコン各社の売上や業績、設計・デザイン部門の活動や、施工実績などの各社の特徴を、IR情報や公式ホームページなどの公開情報を元に、わかりやすくまとめています。

大手ゼネコンの中でも別格のスーパーゼネコン5社とは

スーパーゼネコンとは一般的に竹中工務店・清水建設・大林組・大成建設・鹿島建設を指します。いずれも単体での売上が1兆円を超えています。また、建築での売上比率が一番低くとも約65%であることもスーパーゼネコンの特徴と言えるでしょう。売上高が大きく、建築の比率も高いという事がスーパーゼネコンに共通する特徴と言えます。

大手ゼネコンの中でも別格のスーパーゼネコン5社とは

大手5社の売上実績

2019年度の大手5社の売上実績
竹中工務店 清水建設 大林組 大成建設
総売上高(2019年度) 約1兆538億円 約1兆4,180億円 約1兆4,160億円 約1兆4,100億円
建築部門売上 約1兆257億円 約1兆730億円 約1兆1,120億円 約1兆660億円
建築部門比率 約97.3% 約75.7% 約79.5% 約75.6%
社員数 7,630名 10,384名 8,829名* 8,507名*
2018年度の大手5社の売上実績
竹中工務店 清水建設 大林組 大成建設
総売上高(2018年度) 約1兆429億円 約1兆4,070億円 約1兆3,770億円 約1兆3,280億円
建築部門売上 約1兆101億円 約1兆480億円 約1兆850億円 約9,880億円
建築部門比率 約96.9% 約74.5% 約78.8% 約74.4%
社員数 7,500名 10,336名 - -

竹中工務店はスーパーゼネコンの中でも建築に強く唯一の非上場企業
竹中工務店は売上高に占める建築部門の割合が9割を超えているただ一つのスーパーゼネコンです。「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」という経営理念からは建築に誇りを持つ竹中工務店を感じます。
清水建設はスーパーゼネコンの中でも最大の規模
スーパーゼネコンの中でも清水建設は売上高・社員数共に規模が大きいゼネコンです。
大林組は建築分野の情報発信が盛んで近年では東京スカイツリーが有名
大林組は建築分野の情報発信に積極的です。「ARCHITORIUM」は大林組設計部の建築設計プロジェクトの特設ページで、プロジェクト紹介にはかなりの力を入れています。
大成建設は社員が株主となったゼネコンでも珍しい非同族会社
大成建設にはゼネコンでは珍しい非同族会社であるという大きな特徴があります。 設計施工一貫方式のメリットについて発信しています。これはゼネコン設計部と組織設計事務所での最大の違いとも言えるので、どちらの立場で建築に関わりたいか考えている方は是非見てみましょう。

鹿島建設は超高層建築やKAJIMA DESIGNで有名なだけでなく開発事業もアピール

鹿島建設は日本初の超高層ビルディングと言われる霞が関ビルを手がけた流れから、超高層建築の実績も豊富です。鹿島建設は、「土木技術」「建築技術」「環境保全技術」の3つを大きな柱として掲げており、特に土木技術を重視している印象です。

鹿島建設は超高層建築やKAJIMA DESIGNで有名なだけでなく開発事業もアピール

伝統的に建築に強い竹中工務店、大林や大成も近年力を入れている印象

・竹中工務店:売上高の9割が建築部門の建築特化型ゼネコン
・清水建設:売上高・社員数共に大、伝統建築を売りにしている
・大林組:近年建築分野の情報発信に力を入れており、ゼネコン設計部のイメージを掴みやすい
・大成建設:ゼネコンでは珍しい非同族系の会社
・鹿島建設:超高層建築やKAJIMA DESIGNだけでなく、海外進出・開発事業にも実績あり

大手5社の売上実績