ベンチャー企業転職時の心構え
ベンチャー企業転職時の心構えの記事をご紹介します。
必要なマインド
大企業からベンチャーへ転職された方で、よく見られるケースがあります。それは、環境が違い過ぎて戸惑い、自身のパフォーマンスを発揮できないということです。前職で得られた経験やスキルは財産であり、あなたご自身の強みであることに間違いは無いのですが、そのスキルや経験がそのままベンチャー企業に合うかというと、それは別問題です。ベンチャー企業にはベンチャー企業の環境・やり方・姿勢があり、それに合わせることによって、あなたご自身の経験やスキルが生かされていくでしょう。
解決策を探す
経験やスキルが生かされると書きましたが、ベンチャー企業・スタートアップ企業の業務においては、これまでの経験や常識では解決できない問題に直面することもあります。そのような場面においては、ご自身の経験や定石に固執しないようにしましょう。アピールしやすい課題探しを続けていても、問題の本質は解決できていないということがあります。解決できそうな事象を解決するのではなく、課題の本質を見抜き、その部分に対して注力をしてください。
この様な状態になってしまうのは、1つに「プライドの高さ」だと言われています。今までご自身が得てきた経験とスキルそして、やる気に満ちた姿勢があり、パフォーマンスを上げようとすると、どうしてもこのような状態に陥りやすくなってしまいます。簡単に出来る事ではありませんが、一旦自分が得てきた知識や価値観をリセットする「アンラーニング」の機関を設けてみてください。あなたご自身も会社も成長させていくという考えを持って取り組むことが大事です。
チャレンジ精神と意識変容
ベンチャー企業・スタートアップ企業の業務においては、挑戦することが重要です。そもそも困難なことに立ち向かおうとしているのですから、挑戦無くして前進は出来ないのです。
また、イメージの話なのですが、大企業からベンチャー企業へ転職することを「上」から「下」に行くと捉える方も多いのではないでしょうか。ですが、求められるスキル・姿勢・マインドが大企業と異なるだけで、実際に着手している業務難易度は高いかもしれません。また、一緒に働いている方々は外資系コンサル・経験豊富なテック系出身者・業界で有数の人材などその道のプロフェッショナルがたくさんいるかもしれません。そのような環境の場合、もしかしたら今まで以上に努力しないと置いて行かれてしまうかもしれませんね。
組織構成
こちらも戸惑うポイントかもしれませんが、対人関係でも大企業とは異なります。一般的に、「○○年入社」というような概念はありません。同じチームのメンバーとして「人」と「人」との付き合いが求められます。これは、相手の年齢・役職などを全て取っ払って「人」と「人」としてプロジェクトを成功させるために業務を共にするということです。 また、組織は「動くもの」ではなく「動かすもの」という意識も重要です。