サブスクリプション採用を目指す場合の損益計画書について
サブスクリプション採用を目指す場合の損益計画書についての記事をご紹介します。
事業立ち上げに必要不可欠な事業計画書とは
事業の内容や魅力、指標などを簡単にまとめたものを、事業計画書と言います。 これはECサイトに限った話ではなく、事業であればどの分野でも非常に重要な意味を持つとされています。 事業計画書を作成することで、何を目標に事業展開すれば良いのかが目で確認できるようになるでしょう。
ECサイトの事業計画書ではどういった項目を記載すべき?
ECサイトを始めるだけであれば事業計画はなくても問題ないのですが、「世界中どこからでもアクセスできる、顧客と直接交流することがない」という特性を考えれば、事業計画書を作成しておく方が得策です。
【事業や会社の理念、ビジョン】
【事業の概要】
【商品販売のための戦略】
【商品価値の提案】
【市場規模】
【損益計画書(PL)】
サブスクリプションを導入することの独自アピール
サブスクリプションを導入するとなると、従来の定額制購入との違いをアピールすることが重要となります。 事前に準備したデータを事業計画書の項目に沿い、事業に顧客獲得性があることをアピールしましょう。 顧客離れを防ぐための新企画、新商品の開発・導入について、予算をいくらかけられるのか、といった具体的な内容を記載しておくと事業計画書として良いものを作成できます。 そのために重要となるのが、損益計画書です。
これが重要!損益計画書(PL)で事業計画の質が変わる
損益計画書(PL)は、定量的(客観的根拠をベースに、ビジネスとして成立)に数的根拠が視認される項目のため、綿密な考察が必要とされます。
短期視点での経営を可能とするためには、下記5点の利益の種類と内容を理解しましょう。
・売上総利益:売上から売上原価を引いたもの
・営業利益:売上総利益から販売及び一般管理費を引いたもの
・経常利益:営業利益に営業外収益と営業外費用を加算、もしくは加減したもの
・税引き前当期利益:経常利益に特別利益を足して営業外損益を引いたもの
・当期純利益:税引き前当期利益から法人税などを差し引きしたもの
短期予測を一度ではなく何度も繰り返し立てていくことで予測値との差異が明確化され、次の予測を立てられるようになります。
そうすることで最終的には長期視点での予測経営が可能となるのです。
サブスクリプション導入についても、上記5点の項目をベースに「顧客の継続率を維持・向上させるための具体的な取り組み案」「計画通りにいかなかった場合の資金調達・補填方法」などを記載すると、次の予測を立てやすくなるほか事業計画書の信憑性も高くなります。
損益計画書を作成した上で、安定した事業経営を行えるよう事業計画書の作成をしていきましょう。