バーチャルオフィス知っトク情報TOPICS

人事戦略に活かすビッグデータの活用方法

2024.01.17
人事戦略に活かすビッグデータの活用方法

人事戦略に活かすビッグデータの活用方法の記事をご紹介します。

人事は企業戦略のひとつ

 近年、アメリカなどでの海外の人事メディアで「戦略人事」といわれる手法が注目を集めています。
年々複雑化していくビジネス環境において、どのように企業を成長させていくか?人事部にも計画的で戦略的なビジョンが求められています。
 そこで人事管理業務HRTechサービスを活用し、データ収集から分析、指針を立てることよって、企業戦略立てる事が可能になります。

人事は企業戦略のひとつ

ビッグデータをどう活かすか?

 しかしながら、膨大なデータを使いこなし、企業経営に活かすことは簡単ではなく、スキルと共に多くの時間が費やされます。どのように効率的に大量の採用データを活かすか?頭を悩ます人事担当者も多いと思います。データの活用方法を間違ってしまえば、企業戦略にも多大なる影響が出ることでしょう。そうならないためにも正しい認識をもって取り組まなければなりません。
 まずは「何が利用可能なデータなのか?を理解する」ことです。人事担当者が利用できるデータはどれなのか?を理解し、そのデータを生成するためにどのようなシステムが役立つか把握しましょう。
 その前提として「自社の課題が定義できているか?」が重要です。企業の目的を達成するうえでどのような課題が挙げられているか?その課題分析のためにどのようなデータが必要かを明確にすることが必要です。
 採用領域に関しては、採用管理システムを活用することで業務負担を軽減し、また応募者のデータの集約が可能になります。しかしながら依然として手動的な業務に依存している企業が多くデータを十分に測定できていないのが現状です。
 最終的な目標は「より戦略的な指標を作成する」ことです。その結果、従業員を含めた企業全体の課題を浮き彫りにでき、予測をすることが可能になります。「退職者数、退職の原因、それを防ぐ方法、退職を考えている従業員の把握」さらには成果が出る環境が作れているか?人員配置に不備はないか?といったきめ細やかな事象を分析しそれをもとに指標を作成することが可能になります。

ビッグデータをどう活かすか?

ビッグデータを活かした結論には責任と自信を持つ

 ビッグデータの分析をすすめていると、意外に思いがけない数値が出てくることがあります。自身が蓄積してきた経験と真逆の結論に至ることもあります。結果を受け入れその結論に自信を持って推し進め続けることが大切です。
 またビッグデータを活用するうえで「人間」は欠くことのできない要素です。手動的な作業を自動化し、人事は企業の目的達成に向けての戦略策定に集中するべきです
 企業戦略に貢献するためには、その企業がどのような目的と方向性を掲げているかの理解が必要です。そのことを念頭に給与水準と、業務のパフォーマンスを照らし合わせた時に、必要なスキルやあらゆる能力はなにか?それがデータの分析結果が大きく関わっていることは言うまでもありません。

ビッグデータを活かした結論には責任と自信を持つ

「企業」=「人材」であるという認識

「人材」こそが企業価値を生み出す最大の材料であると言われます。しかしながら時代の劇的な変化により、企業の目的達成のために人事領域は「管理」部門から「戦略」機能をもつ必要がある時代がきています。まだ日本では「CHRO(最高人事責任者)」というポジションは一般的ではありませんが、これからの人事戦略の時代に向けて、日本でも注目が増していくことでしょう。