銀行印って必要なの?兼用するリスク
銀行印って必要なの?兼用するリスクの記事をご紹介します。
銀行印って何?
銀行印は金融機関との取引の際に私たちが利用するもので、以下の様なケースで必要となります。
・新規口座の開設
・定期預金の引き落とし
・高額な金額の出納
・携帯料金契約
・届け出内容の変更
兼用するリスク
わざわざ銀行印を作らず実印や認印と兼用している方も多いと聞きます。そのような方には次のようなリスクがあることをご存じでしょうか。
(実印と銀行印を兼用している場合)
最も大きなリスクは、紛失した際のリスクです。
単純に実印・銀行印・認印を3種類持っておけば紛失してしまう可能性は1/3となり、リスク回避ができます。
万が一、実印と兼用している銀行印を紛失してしまうと
1、 役所で実印の印鑑登録の廃止申請を行う
2、 新しい実印を作成し、再度印鑑登録を行う
3、 印鑑登録された実印を金融機関へ持参し、変更届を提出する
4、 警察に紛失届を出す
という流れになり、とても手間がかかってしまいます。実印が盗難になってしまうと、本人として様々な契約を結べてしまうため注意が必要です。
(認印と銀行印を兼用している場合)
認印は100円均一のお店でも売られているようにとても手軽に入手可能です。また何かのお祝いで頂く事もあるでしょう。自然と本数が増えることになり、またフォントも既製品のため似通っています。そうすると、どれが銀行印として登録した印鑑か分からなくなってしまいます。
分からなくなってしまった場合は
1、 通帳と似通っている印鑑を持参し、金融機関へ赴く
2、 身分証明書を提示する
3、 印影を照合してもらう
という手続きを行います。
この中に印影のあったものがあればいいですが、仮になかった場合は「紛失扱い」となり、再度新しい印鑑を登録する必要があり概ね10日~2週間程度必要と言われています。
銀行印は口座ごとに分ける必要はなく、1本で足りますのでリスク回避のためにもご用意されることをお勧め致します。
実印と銀行印の見分けポイント
予め作る段階で考慮に入れておくといいポイントをご紹介します。
・銀行印は実印より小さいサイズで作成する
印鑑のサイズは認印<銀行印<実印の順で大きく作ることが一般的です。
・実印のフォントは縁起の良い印相体(いんそうたい)で作るのに対し、銀行印は篆書体(てんしょたい)で作るのが一般的
・実印はフルネームで作成し、銀行印は苗字で作成する
・「上」から「下」にお金が流れないように、ゲン担ぎで「ヨコ書き」で作る
・家族でまとめて保管する場合は印鑑のサイズを変える
・作る素材を変える
など
様々なポイントがあります。
まとめ
1度用意をするだけで一生使えるものですので
まだ銀行印をお持ちでない方は、これを機に是非検討してみてください。